サブスクが発達してきているわけで。
2019年様々な音楽をインターネットがあるためにたくさん聞ける。世界各国で様々ないい音楽が毎週のように配信をされている。
音楽という大海
それはもう追いきれない。私のように、というかすべての人は生まれた時にはすでに音楽があった。となると後追いで聞くようになるわけだ。
前までだと新譜の方が宣伝されていてその分目につく。そのために聞かれることも多くなった。ただ今は情報過多な時代。少し調べるとひと昔前の音楽がどんどん出てくる。
日本の80年代のシティポップが流行ったことも確実にそのことに起因すると言える。昔の音楽もよいものはよい、ということになる。
昔の音源はまずレコードそのものがないために聞けないということもあっただろうがそれもどんどん配信をしていく流れがある。
その中で新譜と呼ばれてカテゴライズされることの意味が少なくなってきていると感じる。
もちろん楽しみにしているアーティストの新譜は楽しみだし嬉しい。そして新譜の中から聞きたい音楽を探すこともしている。
ただ一リスナーとしてそこまで意味のあるものなのかと言われると分からない。いい音楽というのは時代には関係ないのは言うまでもない。
では新譜というカテゴライズはこの時代に何を意味するのか。
時代性
ものすごく当たり前だが新譜というのは新しく出たものだ。これはつまり今を切り取っていることになる。
昔の曲を聞いていてもその時代の背景を表していたりする。政府批判であったりその時その時に流行っていることなどをうたったりしていることでその時代を切り取る役割がある。
近年で言うならば"This Is America"などはアメリカの銃乱射や人種差別について歌っている。今の問題を真摯に歌っており、また今だからこそ生まれるべき曲なのだ。
Childish Gambino - This Is America (Official Video)
技術の進歩
1980年代、確実にYMOのしている音楽は最先端であったと言えるだろう。だがしかし今聞くと古臭さというものを感じるのはしょうがない事ではある。
1000 KNIVES - YMO 1979 LIVE at THE GREEK THEATRE
同じ曲を比べてみる。どちらがいい悪いということではないが後者の方が新しい方というのは100人が100人言うのではないか。
数十年前に比べて科学技術が変わるのは当然のことだ。それに合わせて音楽の表現方法も変わる。
方法が変わるともちろん様々な技術が生まれる。新しいものというのはそれだけ刺激がある。我々は刺激を欲する生き物である。
リアルタイム
もちろんビートルズの音楽は今聞いても素晴らしい。ただ、これからビートルズ自体の活動が活発になることはないだろう。なぜなら解散をしているし、メンバー自体ジョージとジョンは死んでいるからだ。
ただ今新譜を出しているアーティストならばこれからの活動も追うことができる。ライブに行ったり、その人自身の思想にリアルに触れられる。ここに大きな違いがある。
我々は今に生きている
ここまで考えられる3つの意見を考えたがどれも共通して言えることは今という時代を共有しているということだ。
これは疑いようがない。ここに新譜の意義がある。