私が物心をついたころにはもうミッシェルガンエレファントもブランキーも活動していなかった。
よく言われていることだがブランキーやミッシェルが日本においての最後のロックであるとされている。
私自身リアルタイムにおいて彼らの活躍を見ていない。確かに彼らで日本のガレージロックというのは枯れたと言える。
もちろん今でも日本でガレージロックをしている人はいる。かっこいい人たちもいる。でももう現れない。それは思い出補正ではない。少なくとも思い出も何もない私にはそう感じられる。
そういう男っぽいロックががメインストリームではない。Mステにでることはもうない。フジロックでヘッドライナーになることもない。
爆発的人気にはならない。インターネットの発達により様々なコンテンツが増えてきてただでさえロックのましてやその一部分のガレージロックが流行るはずがない。音楽というもの自体が廃れているのにも関わらずである。
だからこそ憧れる。こんな御託を並べることは不毛でしかないのだ。