すごいものを見ると笑ってしまうことが多々ある。私はこのアーティストを見て引き笑いが止まらなかった。
この9月に初のソロアルバムを出したBrittany Howard(ブリタニーハワード)を書いていきたい。
Brittany Howardとは
1988年にアラバマで生まれた。白人の母とアフリカ系の父を家系に持つ。2009年にはAlabama Shakesというバンドでリリースしていたり、Lollapaloozaというフェスでポールマッカートニーとライブを行うなどをしている。
Alabama Shakes - Don't Wanna Fight (Official Video - Live from Capitol Studio A)
自分が一番最初に見た動画がこれである。笑うしかない。ボリューム間違えて上げちゃってた?というくらいの極太の声。まるでゴスペル奏者がブルースをしているかのようだ。
さらに、弾いているギターの絶妙さ。ギターボーカルである必要があるのかというシンガーは多いが彼女の場合逆にギターがないとおかしい、と思えるほどになじんでいる。
今回はBrittany Howardソロ名義のアルバムにフォーカスする。
Jaime
Brittany Howard - 13th Century Metal (Official Live Session)
これが新たなアルバムのJamieの”13th Century Metal”である。真正面ガレージやブルースというわけではないが、歌声があると力強さみたいなものが演出される。
やりたいことをやっているという感じが受ける。やりたい放題というべきなのか。その強大なエナジーを歌一本でねじ伏せるような圧殺的な能力。
1分24秒から始まるギターソロに注目してみる。ファズ気味の歪みにブルジーなフレーズ。言葉でない感情をそのままギターで演奏しているのだろう。
アルバムの35分で流れてくるのは音ではなく圧倒的なバイタリティーである。