素朴さとエレクトロミュージックの調和は意外にもよい。
そのことはI Am Robot And Proudが証明してくれる。
カナダ、トロント出身のショウハンリームのソロプロジェクトである。
特徴としてはエレクトロミュージックというイメージが当てはまらないような可愛らしいサウンドにある。
I am Robot and Proud - When I Get My Ears
落ち着く音色だけで曲が構成されている。刺々しさというものがまるでない。フックとなる音だったり、構成にすることでインパクトを残そうとする曲はある。
これはそのタイプとは真反対である。引っ掛かりがない。磨き抜かれた木のような滑らかさとしなやかさがある。
電子感はない。むしろオーガニックさを受ける。
I Am Robot And Proud - Touch Tone
肩ひじ張る必要はない。ただ音楽に身を任せる。それで嗜好は始まるのだ。