楽曲には季節がある。
秋刀魚は秋に脂がのるように、tubeやサザンが夏によく聞かれるように、”さくら”という楽曲が春に増えるように。
そして冬に聞かれるのがsiger rosであると言える。
Sigur Rós - Hoppípolla (Official Video)
sigur rosとはアイスランドのバンドである。北欧のほうは寒いがためにこのようなより寒さを強調させるようなポストロックかモッシュで暖まれるようなメタル系のジャンルが強いのだと勝手に推測している。
どうだろうか。聞くだけで体温が下がるような心地よさを感じると思う。壮大なのにどこか民族っぽいなじみがある感覚も覚える。
このバンドを聞くと私はいつも眠くなる。眠くなるには退屈であるからとかそういう理由ではなく極限までの心地よさは眠気につながるのだとこのバンドで知ることができたのだ。
Sigur Rós - Fjögur píanó [Official Music Video]
すべての音が美しい。徐々に移り変わっていくその様に魅せられる。サビと呼ばれる部分などこのバンドにはないがそれは必要がないからだ。なぜならば盛り上がるための曲ではないし、なにより移り行く劇的な”静”を汲み取ることができるからだ。